必修??畜産現場で役立つ資格、おすすめ3選

畜産に限らず動物業をやるうえで、必要な資格は多々あります。

今回は、これがあると牧場から一目おかれる存在になれる(かも)資格を紹介します。

これを読めば畜産求人の時に優遇される可能性が高いのでぜひ活用してみてください。

車両建設系機械(整地・運搬・積み込み用及び掘削用)技能講習

いきなり聞き及びのない資格で申し訳ありません💦

代表的なものでいえば、パワーシャベルやホイールローダーを運転する資格です。畜産現場では、ホイールローダーを運転することが多くあります。畜舎の掃除から荷物の運搬、正直ホイールローダーがあれば大抵のことはできます(笑)

ここで注意が必要なんですが、この資格は施設内で重機を作業として操作する資格になります。A地点からB地点へ公道を走行して移動する場合は、大型特殊免許(通称だいとく)が必要になります。結構求人欄に大特免許保持者は優遇とか書いてありますね。まあこちらとのダブル持ちが最強ではありますが、牧場によっては公道を走れる重機がない場合もあります。作業するだけであれば大特はなくても困らなかったです。

ちなみに、草地や畑を管理している牧場は大特はあったほうがいいです。肉牛、酪農、めん羊は放牧地やデントコーン畑で作業することもあるので、そこまで重機で自走するのに必要です。

フォークリフト運転技能講習

こちらは聞き覚えのある資格ですね。

主に運送業とかホームセンターとかでみる機会があると思いますが、結構畜産現場でも活躍してます。積み荷の載せおろし、飼料の移動、給餌で使う場合もあり、結構必要な場面が多いです。爪(前にある2本の棒)部分にいろいろなアタッチメントをつけることで用途は多岐にわたります。私がいた肉牛の現場ではロールわらを給餌するのに使ったり、配合飼料を配って回ったりするのに使ってました。養豚現場では、飼料撹拌機に餌を投入するのに使用したり、豚を移動するときにも使いました。

おすすめなのは、最大荷重1t以上を運転できる技能講習です、1t未満の特別教育というほうもあるのですが、1tを超えることは結構あるので、1t以上をお勧めします。取れる教習所も多く、2から4日の講習で3万から5万ほどで取れます。真面目に受ければ合格率も高めです。なによりいろんな職種で使うので、畜産以外でも活躍できます。

ガス溶接 アーク溶接

溶接、つまりは金属と金属をくっつけることをいいます。畜産現場で必要なの?って思うと思いますが、私が今までいた現場で使わなかったことはありません。畜舎の補修、餌箱作成で主に使っていました。

動物はヒトよりはるかに力が強く、畜舎はほとんど鉄の柵で作られています。そしてよく動物に壊されたり、重機で壊したりします。牧場には付き合いがある鉄工所があるんですが、呼んでもすぐに来てくれるとは限りません。鉄工所さんも忙しいですからね。しかも壊れるといっても、棒が1本折れたとか、扉の留め具が外れたとか些細なことばかりです。でも、放置すると動物が脱走したり、被害が大きくなったりするので、見過ごすこともできない。一家に一台じゃないですが、牧場に溶接ができるヒトがいるとほんと重宝されます。

ガスとアークと書きましたが、違いはアセチレンガスを使って溶かしてくっつけるのと、電気を使って溶かしてくっつける方法です。よく見るのはアーク溶接ですね、ガスは取り扱いが難しいので、現場ではあまり見ません。なにかを切断するときくらいですかね。どちらもあると最強ですw

まとめ

今回は、畜産現場で必要な資格について書きました。

車両系建設機械でホイールローダーに乗り畜舎の掃除をして、フォークリフトを使って飼料を作成、給餌を行い、溶接で壊れたところを補修する。これだけで新規就農できそうな勢いですねw

現場では資格を持たずに作業する方もいらっしゃいますが、違法です。きちんと教習所に通い基本を学んで、現場のやり方に対応して技術を磨いていきましょう。

畜産現場は動物に向き合うより、重機に向き合うことのほうが多いことがあります。安全作業を心がけて現場での評価をあげていきましょう。

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