羊の毛刈り体験談

地域おこし協力隊としての活動内容を発信していきます。地域おこし協力隊は活動内容が多岐にわたります。

地域おこし協力隊とは

  • 都市部の人が地方に移住し、農業・観光・福祉・地域ブランドづくりなど、地域が抱える課題を一緒に解決していく制度。
  • 報酬あり(任期1〜3年)で、移住のスタートを支援
  • 任期後の「定住・起業」を目指すキャリア制度

地域おこし協力隊として着任して初めて行った研修が毛刈りとスカーディングです。

私は羊農家として独立することを目標としているのでそれに関係していることに活動費が支給されています。

毛刈りで押さえておくポイント

体のラインを知る

羊の体もヒトと同じで個体差があります。体つきがしっかりしてる、足が長い、毛が短い、背骨が出てる、腹が張ってるなど様々です。

なのでそれに対応して毛刈りを進めるのはとても大変です。ましてや毛刈り初心者は毛を刈ることに意識が向いているので対応しきれません。

そこで意識するのが体のライン重要器官の場所です。いくら体の個体差があろうとラインと位置は変わりません。

  • 太ももとお腹の境界線は谷状になっている。
  • 前足と肩甲骨は少し山なり。
  • 背骨のきわは意外とくぼんでいる
  • 後ろ足の付け根に乳首がある。
  • 尻尾の下に肛門、陰部がある。

刈ろうとしている場所とラインを見定められればスムーズにバリカンが通ります。乳首、陰部、ペニスの場所をきちんと把握できればケガさせるリスクも下がります。

重要:背中から首にかけての毛をきれいに刈れると見栄えがとても良いです。

皮膚をたるませない

利き手でバリカンを持つとき、反対の手は刈る部分の皮膚をのばしてあげましょう。

たるんでいるところにバリカンを当ててしまうと皮膚を切ってしまうからです。血管を一緒に切ると出血で大変になります。

羊の体制を変えるときは体を弓なりにすることを意識しましょう。片手で引っ張るのも併用すると切る率はグッと減り刈りやすさも倍増します。

特にわき(前足、後足)、首(喉側)、ベリー(腹回り)はたるみやすいので注意が必要です。

体を鍛える

毛刈りを数多くこなすには体力は必須です。1日20頭とか羊を抑え込んだり、移動させたりするには持久力と腕力が重要。

体力強化にはウォーキングが有効です。1日8千から1万歩を目標に歩くと体力がつきます。私も日々実践中。

デッドリフトは腰の強化になります。デッドリフトで前屈した体制が基本姿勢なので、やってると腰へのダメージも和らぎます。

スプリットスクワットは不安定な姿勢を維持するのに重要です。コツは前後に出たときに1,2秒制止することです。

毛刈り前にストレッチを行うのも重要。下半身を中心に体をほぐしてから毛刈りを行うとけがのリスクも下がります。

スカーディングでの注意点

スカーディングとは

毛刈りが終わった羊毛をフリースといい、それをきれいに広げて使えない部分を落としていきます。

使えない部分とは

  • 草や餌などのゴミが入り込んだ部分→背中や首回り
  • フェルト化して固まっている部分→体をこすりつける腰、皮膚と毛の境
  • 尿や糞で汚れている部分→陰部、肛門周り

使えない部分を落としていくと半分くらいなくなってしまうときもあります。

使えない部分は廃棄や堆肥にするのが一般的。←これをどうにかしたいです。

肩や太もも部分は毛足も長く、作品作りには向いています。糸も紡ぎやすい。

スカーディング時の心得…スピナー、ニッターさんの気持ちを考えるといいフリースを分けることができます。

まとめ

羊の毛刈りで大切なのは、まず体のラインを正しく把握することです。太ももと腹の境界の谷、肩甲骨の山、背骨のくぼみ、乳首や陰部の位置など、基本的な構造を理解しておくと、バリカンを入れる方向が分かりやすくなり、ケガのリスクが大きく下がります。

■ 重点的に意識するポイント(少なめ)
  • 皮膚がたるみやすい部分を、手でしっかり張りながら刈る
  • 脇・首元・腹周りは特に慎重に進める

毛刈り作業には体力も必要で、ウォーキングやデッドリフト、スプリットスクワットで基礎を作っておくと、作業がぐっと楽になります。

最後のスカーディングでは、ゴミが混じった部分や汚れた毛、フェルト状に固まったフリースを丁寧に取り除くことで、スピナーが喜ぶ良質な仕上がりになります。

毛刈り作業を動画で見たい場合は私のインスタグラムを貼っておきますので、ご覧ください。

毛刈りは年に1度の重要な作業です。やればやるだけ技術の向上もするので楽しんで毛刈りしたいですね♪

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